出品は、NFT の1つを販売可能にするためのアクションを起こしたときに作成されます。ウォレットを管理している個人のみが、そのウォレットの NFT の出品を作成・キャンセルできます。OpenSea がユーザーに代わって出品を作成またはキャンセルすることはできません。
NFT 出品の種類
本題に入る前に、OpenSea で利用できる NFT 出品の種類について説明します。
アクティブな出品:アクティブな出品とは、お客様の NFT の固定価格での現在の出品のうち、OpenSea でまだ落札されていないものを指します。アクティブな出品は、Profile (プロフィール) から [More (その他)] → [Active listings (アクティブな出品)] の順に進んで確認できます。
期限切れの出品 : 期限切れの出品とは、OpenSea で落札に至らずに期限切れとなった固定価格の出品を指します。OpenSea の固定価格での出品期限は最長6か月です。
非アクティブな出品 : 非アクティブな出品とは、キャンセルされたことがなく、アイテムがウォレットに戻された場合でも落札可能な NFT の出品を指します。非アクティブな出品は、キャンセルされるか有効期限が切れない限り存続します。Ethereum の非アクティブな出品をキャンセルするにはガス代がかかります。非アクティブな出品は、以下の場合に発生する可能性があります。
- 過去に固定価格での出品価格を下げ、かつ すべての出品をキャンセルしなかった場合。
- すべての出品 (アクティブまたは非アクティブ) をキャンセルせずに、出品した NFT を別のウォレットに転送した場合。 NFT を別のウォレットに転送しても出品は自動的にキャンセルされないため、将来自分のウォレットにアイテムが戻ってくると予想する場合は、転送を開始する前にアクティブな出品をキャンセルする必要があります。
以下は、非アクティブな出品をキャンセルした方がよい場合に関する推奨事項です。
- 最初に購入したウォレットにアイテムを戻す (または再購入する) 場合は、そのアイテムに関連付けられている非アクティブな出品のキャンセルが必要になります。
- アイテムを他の人に販売または転送したため、ウォレットに戻す予定がない場合は、そのアイテムに関連付けられた非アクティブな出品をキャンセルする必要はありません。
アクティブな出品と非アクティブな出品のあるアイテムを転送する
アクティブな出品と非アクティブな出品があるアイテムを転送する前に、アラートが表示されます。アラートの右側には [Review listings (出品を確認)] というオプションが表示されます。
このオプションをクリックすると、出品ダッシュボード (以下を参照) にリダイレクトされ、そのアイテムの非アクティブな出品をキャンセルできます。
非アクティブな出品をキャンセルする方法
- OpenSea プロフィールに移動します。
- [More (その他)] → [Inactive Listings (非アクティブな出品)] の順にクリックします。
- キャンセルする出品を選択し、[Cancel (キャンセル)] ボタンを押します。
ウォレットで取引に署名し、ガス代を支払う必要があります。出品がキャンセルされると、確認メッセージが表示されます。
注
アイテムの非アクティブな出品件数は、固定価格での出品価格を引き下げたかどうかも関係します。例えば、アイテムの価格を 2回下げた場合、3回のキャンセル (元の出品と2回の値下げ) に対してガス代の支払いが必要となります。
今後、出品価格の引き下げに伴うガス代の追加支出を避けるためには、時間指定オークション (価格下落型、別名ダッチオークション) を検討するとよいでしょう。